今回ホームページをリニューアルするにあたり、なにか目玉となるようなページをひとつ持ちたいと考えていました。
FPがよく書くような難しいコラムではなく、肩の凝らない話がどこかにあっても良いのではないかと考えて、思いついたのがエッセイでした。
更にそれを書き溜めれば、いよいよ私も本を出せるのではないかと思っています。
思い返せば、FPとして独立してからは「いつかは本を出したい」と、 独り言のようにいつも言っていた私です。
口に出すと叶うという節もよく耳にする話ではありますが、実際はそう簡単にはいきませんでした。
独立して早18年、 保険解説書の小冊子(紙芝居)は作りましたが、結局本は出せないままです。
ただ、ブログだけはたくさん書いてきました。
ブログを始めたのは、他の人がまだ誰もやっていない、今から18年も前のことです。
ピュアレを作ったのと同時に始めたブログでしたが、なかなかに人気で全国のブログランキング(保険部門)でずっと1位を取っていました。
人気ブロガーと言っても過言じゃないくらい、たくさんの人に読まれていました。
そのブログがきっかけで、執筆のお仕事もたくさんいただきました。
中でも、パナソニックさんからお仕事をいただいた時は、一番嬉しかったです。
経営の神様である松下幸之助先生に、私のFPの仕事ぶりを認めてもらえたような気持ちになりました。
いただいたお仕事の内容は、全社員さんに毎年配られる「ライフデザインブック」の執筆と監修でしたが、そちらを3年に亘って任せていただきました。
お金、保険、ライフプラン、人生について……「ライフデザインブック」を読んだ社員さんが、興味を持たれてご自身の人生について考えていただくきっかけになるよう、私なりに工夫して書かせていただいていました。
それ以外にも、嬉しいことに当時はたくさんコラムのお仕事もいただいておりましたので、今までは忙しくて本を出す暇がなかったのだ、というところに、今、こうして「はじめに」の原稿を書きながら落ち着きました。
そんな経緯も思い返しつつ、ここから再び、執筆活動を始めることになった私です。
そして、せっかく書くのなら、ありきたりなどこにでもあるような話ではなく、私にしか書けない話を書いていこうと思っています。
今日は久しぶりに筆を持ちましたが、(実際は持っていませんよ、キーボードを打っています。笑)気持ちはすごくワクワクしています。
いろいろと書きたい気持ちが今も溢れてきているので、きっとこれからものすごくたくさん書くと思います。
喋り出すと止まらない私のことは、ご存知の方も多いと思いますが、実は私、書き出すと止まらないところもあります。
でも、あまり長く書いてもいけないし、そうでなくても年寄りの話は長いし……
さらには同じ話を何度も繰り返すので、これからは気をつけたいと思います。
でも、そんな私の不安を払拭するようなタイトルが、こちらのエッセイに付けられました。
その名も「より子のより道小噺」。
小噺(小話)は短くて面白いお話のことですよね?
このセンスのよいタイトルは、弊社スタッフ(広報担当)で、こちらのエッセイの監修もやってくれる次男のお嫁さんがつけてくれました。
「センスありすぎだろ!」と姑は思ったものです。
私の話が長いことを、彼女はよく知っています。
だから、このタイトルは、彼女からプレゼントされた私へのメッセージと素直に受け止め、今後は彼女に上手に調整してもらいながら、さらには私の事も手懐けていただきながら、新しく用意してもらったこちらの舞台で活躍していきたいと思います。
皆様どうぞよろしくお願いします。
2021年10月21日 岡林より子